190622 昭和女子大「跡取り娘養成コース」第2日に登壇しました

2019年6月22日(土)、昭和女子大学キャリアカレッジ「跡取り娘養成コース」の第2回に登壇し、「事業継承における人材育成と組織マネジメント」ということで2時間の講義を担当しました。

第1回では「ファミリービジネスの心得」ということで、ファミリービジネスの経営全般についての理解を深めていただき、女性後継者の承継に向けた自分と会社に向き合っていただきました。第2回はその中でも特に重要な経営資源である「ヒト」をどのように考えていくか、について議論していきました。

論点の一つ目は、リーダーシップのスタイル。

女性後継者として一番悩んでおられるのが「父のようなカリスマ経営、トップダウン経営はできない・・・」という悩み。

マネジメントスタイルは一つではない、また女性らしさ、自分らしさを生かしたマネジメントスタイルも作れること、さらに女性ならではのリーダーシップの取り方、コミュニケーションのあり方で成功している会社の事例なども紹介しました。

「おやじのまねをする必要はない、自分らしく生きるための自分らしい経営スタイルを考えて実践していくのは大いにあり!」というメッセージをお伝えしました。

第二点は、中小企業における人材育成問題。

大企業と異なり、中小企業では日ごろの業務に追われ、また社内で教えられる人材がいないこともあり、十分な人材育成・社員研修施策がとられていない会社が多いのが実態です。そうはいっても、特に次世代を担うキーパーソンを育て、世代交代ができる状況を作っていかないと、経営者が高齢化するのにあわせて経営者を支える幹部陣も同様に高齢化してしまいます。その中で事業承継を行うとなると、次世代の幹部の育成が不可欠。

業務効率化を図りつつ人材育成に必要な時間と余裕を作ること、そのためにもIT導入が必須。IT導入のコスト負担を減らすためにも助成金・補助金の活用をあわせておこなっていくことを提案しました。

また、次世代幹部層を育てるうえでは、未来に向けて視野を広げることが必須であり、社内にあっては部署横断的プロジェクトへの参画、また社外のさまざまな活動に参加することでネットワークを社外に広げることなどもあわせて提案しました。

そのほかの論点も含め、「女性後継者として、自分らしいマネジメントスタイルで、自分をサポートしてくれる多くのキーパーソンとともに、新しい時代を切り拓いていくことを楽しもう!」というメッセージを込めた講義を行いました。