241106 ドリームデイ・アット・ザ・ズー2024に協賛しました
2024-11-06
障がいのあるお子さまとそのご家族をパークに無料でご招待する特別イベント「ドリームデイ・アット・ザ・ズー(主催:和歌山ドリデイ2024実行委員会)」が、2024年11月6日にアドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)で開催されました。
(写真はドリデイ実行委員会のサイトより借用させていただきました)
882組 3,656名のゲストにご来園いただき、パークでの一日をお楽しみいただきました。パーク内では、ご協賛・ご支援をいただいた団体・企業の皆様によるイベントブース出展や、動物たちとのふれあい、マリンライブなどをお楽しみいただきました。
開催に際し、協賛40件、クラウドファンディングへの援185件、Smileサポーター(運営・救護ボランティア)73名、当日イベント、ブース出展等32団体の協力のもとで、大勢のゲストをお迎えすることができたとのことです。
ソーシャルキャピタルマネジメントでは、このイベントの趣旨に賛同し、障がいの有無にかからわずパークでの楽しい一日を過ごしていただけるように、グループ会社㈱Kidventureを通じて本イベントに協賛するとともに、当社ビジネスパートナーがSmileサポーターとして運営ボランティアとして参加し、アトラクションにおけるサポート等をさせていただきました。
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【ドリームデイ実行委員会のコメント】
(ドリームデイ・アット・ザ・ズー2024のウェブサイト)
私たち「和歌山ドリデイ実行委員会」は、「どのような特性や属性の方も気にすることなく余暇を自由に楽しむことができる」世の中を目指して活動しています。
現在はアドベンチャーワールドを貸し切って、障がいのあるお子さまとそのご家族をご招待する「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」を毎年開催しております。
個人の特性や属性によっては選択肢が制限されている現状に対し、このような取り組みが提供しているのはまだ ”特別なとき” です。
しかし、いつか ”当たり前のとき” に変わり、特性や属性に関わらず一人一人が社会の構成員として、 ともに助け合って生きていける社会になれば、”障害”は障害でなくなると信じています。
そんな世の中を目指して、私たちはアクションをしていきます。
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ドリームデイ・アット・ザ・ズーに弊社から
ボランティアスタッフとして参加した平澤舞子さんのコメント
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●きっかけ
障がいのある子供たちとその家族を招待し、一日貸し切り営業で楽しんでいただくというこの活動を知り、「活動に関わる全ての方と一緒に幸せなトキを創る」という目標に感銘し是非とも参加したいと希望しました。
●活動内容
当日担当となったのはマリンワールドというエリアのイルカショーや、イルカ触れ合いタイムでの車椅子誘導対応でした。
他のボランティア団体ティアスタッフの方7名とともに4名ずつ2つのグループに分かれて対応しました。
開園前は車椅子専用エリアとそのご家族の方の専用席に張り紙をしたり、エリアをロープで区切るなどの準備を行いました。
ショーの20分くらい前にはどんどんどん埋まり始め、数が少ない車椅子エリアは、10分前にはほぼ満席となりました。
ショーを楽しみにし走り回るお子様、車いすの方と寄り添い、ショーが始まる前のプールを見つめ笑顔で話されているご家族。
皆様それぞれでこのイベントに期待している様子を見て、私も胸が高鳴る気持ちでした。
●子供たちの様子
イルカショーを楽しみに、はしゃぐお子様の様子が見られました。
いつもと違う場に気持ちが高ぶってか動き回り迷子になるお子様が何名かいました。
保護者の方が見つかるまで一緒に過ごしましたが、全員不安がる様子はなく「イルカみたよ」「ジャンプしてた!」などイルカショーの話をしてくれる子がほとんどでした。
車いすのお子様も保護者の方と手をとりながらイルカショーをじっと見つめている子や、声を上げて喜んでいる子がいました。
参加したこどもにとって今日のイベントが思い出深い物になっているのだなと感じました。
●気づき、感想
車いすエリアの数は限りがあり、全員にご案内ができるのか始まる前は不安でした。
実際に入場順にご案内していくと満席になった後も車いすのお客様がいらっしゃり対応に戸惑ってしまう事がありました。
アドベンチャーワールドのスタッフの方が自立歩行が可能なかたや座席にすわれる方へのお声がけをされていて、皆様譲り合ったりしていらした方皆様がショーを見ることができました。
最初からこのような言葉がけをすれば、参加された方の負担も少なかったのになと気づき、2回目からは気を付けてお声がけするようにしました。
あるお子様が「お母さん」と呼びながらきょろきょろしていたので声をかけ、一緒に保護者の方を探したのですが、不安そうに歩き回ってしまうため、手を繋いで誘導しようとしたところ手を繋ぐのは嫌だということがありました。
その後、お子様を探していた兄弟に会うことができ引き渡せたのですがその際に「この子触られるの嫌いなの。服の端は触っても大丈夫だよ」と教えてくれました。
何が苦手でどう対応してほしいのかをしっかり教えてくれるすがたに、こうやっていつも兄弟が困らないようにサポートしているのだろうなと感じました。
ショーをみながら涙を流しているご家族を見ました。
私の勝手な推測ですが、ここでイルカショーを楽しむまでにも色々なことがあったのだろうなと思いました。
小さな力ですが、このご家族の素敵な時間をお手伝いすることができ、私も幸せな気持ちになりました。
●その他
園内の掲示物や事前のzoomミーティング、そして当日のわかりやすい指導と、この日のために関係者の方々が本当にすごく綿密に準備されてきたのだろうと感じました。
かかわらせていただくまで私はこの取り組みを全く知りませんでした。
もっと早くしれたら最初から参加できたのになと感じております。
このように感じる方は多くいらっしゃると思うので、より広くこの活動を知る人が増えたら良いのになあと思いました。
園内にある企業内保育所を見学させていただきました。
急に訪れたわたしに臆することなく笑顔で挨拶をしてくれたお子様、そして園内の畑で作業をしながら楽しそうに笑い合う先生達のすがたを拝見しました。
また、私以外も施設関係者の方など色々な人が園に出入りしていました。
その中で大人も子どもも一緒にのびのびされているのが印象的でした。
畑の収穫物は食べられるものは食べて、人が食べないものは動物の餌にしたり肥料にしたり、すべてを循環させるというお話を聞きました。
ふつうの保育園ではできない素晴らしい経験がここにはあるなと感じました。
ドリームデイ・アット・ザ・ズーという素晴らしい取組がこれからも長期にわたって継続することを願うとともに、私自身来年以降もボランティアとして参加できたらうれしいなと思います。
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ソーシャルキャピタルマネジメントでは、SDGsのゴール「人や国の不平等をなくそう」の趣旨に基づき、障がいに関わる社会的障壁の除去に向けて、多くの企業、団体等とパートナーシップを組んで推進してまいります。