コラム・活動レポート

251018 京都大学女性エグゼクティブリーダー育成プログラム(WEL)運営に参画

251018 京都大学女性エグゼクティブリーダー育成プログラム(WEL)運営に参画

2025年12月25日 09:36

当社の小林は、京都大学経営管理大学院「女性エグゼクティブ・リーダー育成プログラム(WEL)」に、昨年に続き講師陣の一員として参加しております。WELは、将来の経営幹部・役員候補となる女性リーダーを対象に、経営戦略・ガバナンス・組織変革・リーダーシップを体系的に学ぶとともに、実践を通じてリーダーとしての器を磨く半年間のプログラムです。 


私は昨年度、コーチングセッションのファシリテーターとして受講生と共に歩み、多くの受講者が視野を広げ、実践を重ね、自信を深めていく姿を間近で見てきました。受講生同士がお互いを支え合い、刺激し合いながら、リーダーとしての次の一歩を踏み出していくプロセスは非常に力強く、昨年の成果を踏まえ、今年も続けて参加できることを大変嬉しく感じています。 


プログラムは今年も10月11日に開講し、国内外の企業で活躍する女性リーダー候補が京都に集いました。多様な業界・専門分野から参加する受講生たちが、これからの半年でどのように変化し、どんな未来を描いていくのか、大きな期待が高まる開講日となりました。 



そして10月18日、私が担当する今年度最初のコーチングセッションが行われました。第1回では、受講生一人ひとりが「今までの自身の歩み」「現在のリーダーとして大切にしたい価値観」、「どのようなリーダーになりたいか」を整理し、グループで共有する対話の時間を設けました。 


参加者からは、 


  • 「経営視点で意思決定する重さを自覚したい」 

  • 「組織を動かす立場としての役割転換に挑みたい」 

  • 「自分の声で組織を変えていく覚悟を持ちたい」 


といった力強い言葉が自然と出てきました。昨年の受講生同様、今年も初回から非常に高い意識と強い意志を持ったリーダー候補が揃っていると感じています。 



昨年の経験を振り返ると、WELのコーチングの価値は、講師から受講生へ知識を渡すことにとどまりません。講師は“場を整える存在”であり、主体は受講生同士の学び合い・支え合い・気づきの連鎖にあります。「仲間の挑戦が自分の勇気になる」「視点が開くことで、自分の可能性が広がる」―そうした変化が連続的に起こるのがWELの特徴です。今年も、その“変容のプロセス”を共に創り出していけることを、心から楽しみにしています。

 

参加者同士のネットワークも、WELの大きな価値です。昨年度の受講生たちが今なおつながり、互いの成長を励まし合う姿を見てきたからこそ、今年の受講生にも、学びが終わった後も続く「伴走し合う関係性」を築いていただきたいと願っています。 


WELは、女性リーダーを育てるだけでなく、多様性が組織力そのものにつながる社会づくりを後押しする重要な取り組みです。私自身も引き続き、受講生の成長と、組織・社会の未来に寄与する伴走者として全力で関わってまいります。 

今年も半年にわたる挑戦が始まりました。受講生の皆さまが、それぞれの現場で変革の旗を掲げ、次のリーダーとして羽ばたく日を楽しみにしつつ、全力でサポートしてまいります。