ファミリービジネスでは、ビジネス、ファミリー、オーナーシップの3つの側面を総合的に考えてマネジメント（スリーサークルモデル）を行うことが必要です。事業承継といいつつ、オーナーシップ面での自社株の承継についての支援を行っている専門家が多いですが、この面だけを見ていると、他の重要な側面が抜け落ちます。 ビジネス面からは、コア事業を維持発展させつつ時代に合った新規事業の推進などビジネス強化を図る、あるいはITを活用する等により業務改善を進めることも重要、またその一方でファミリー間で一体感をもって会社を支えるファミリーを作る、ということも並行してサポートします。

ファミリービジネスアドバイザー養成・ネットワーク構築

ファミリービジネスを支援する専門家は、税理士・会計士、経営コンサルタント、エグゼクティブコーチなど、それぞれのバックグラウンドをもった多様な方々がいます。スリーサークルモデルに基づき、多様な側面からの支援を行っていくためには、一つの領域での専門家だけではスキル、ノウハウが足りません。 ソーシャルキャピタルマネジメントは、日本ファミリービジネスアドバイザー協会に所属し、その幹部として、スリーサークルモデルを正しく理解し協働して支援できる、「ファミリービジネスアドバイザー」を育成するとともに、こうした専門家がネットワークを構築して協働できるように支援しています。

事業承継では後継者が自信をもってバトンを受け取りたいという状況を作っていくことも重要になります。
ソーシャルキャピタルマネジメントは、日本工業大学専門職大学院における「ファミリービジネスとM&Aマネジメント」の講義を担当し、事業承継の後継者育成に関与しています。
また、昭和女子大学キャリアカレッジにおける「跡取り娘養成コース」のプログラム策定サポート等を行っています。
さらに、跡取り娘ドットコム（運営：一般社団法人日本跡取り娘共育協会）を通じ、女性事業承継者の育成を支援すべく、ネットを通じた情報提供、コミュニティでの相互の協働・課題解決の場を提供しています