ソーシャルキャピタルマネジメントの小林は、2019年度より日本工業大学専門職大学院の客員教授を務め、「ファミリービジネスと事業承継」について、実務に即した講義を行っています。

2021年度も、夏学期の講義を担当し、「ファミリービジネス～事業承継のための世代交代とM&Aのマネジメント～」として計8回のクラスを行いました。

【本科目の目的】

本講座においては、ファミリービジネスにおける世代交代のマネジメントを、ビジネス、オーナーシップ、ファミリーのスリーサークルモデルを軸に課題確認をしていく。

そのうえで、有効な対応を進めるための知識と実践事例を知ることにより、自らの経営・事業運営に活かす能力を養う。

また、最近事業承継に絡んだM&Aが急増しており、この分野への理解を深めることで事業の発展に向けての知識・能力を強化する。

【講義内容】

・ファミリービジネス概論（スリーサークルモデルほか）

・理念・ビジョンとファミリービジネス経営

・三方良し経営とSDGs

・ファミリーガバナンスとコーポレートガバナンス

・世代交代マネジメント

・事業承継M&Aと成長戦略実現のためのM&A

単なる講義ではなく実践力を鍛える観点から、実際の事業承継、M&A等を積極的に行っている若手経営者2名をゲストスピーカーとして招聘してお話をいただくとともに、ファミリービジネスにおけるドキュメンタリーの書籍を題材としてのケーススタディディスカッションを行う等、大変密度の濃いものとなりました。

【受講者の声】

「講義を通じてファミリービジネスという未知の分野に対する大変貴重な知見を得ることができた。」

「ファミリービジネスに対する希望も未来も感じることができた。」

「ゲストスピーカーの経営者の話のように、企業理念を中心に事業を広げていくことや、M&Aにより収益構造の仕組み作りを考えていくことが必要だと認識しました。」