230219 日本キャリア開発協会(JCDA)ファミリービジネス研究会にて講演
2023-02-19
2023年2月19日、日本キャリア開発協会(JCDA)のファミリービジネス研究会にお招きいただき、プレゼンテーションを行うとともに会員の皆さんと意見交換する機会をいただきました
JCDAでは、キャリア開発に関するさまざまな話題についての研究を行う研究会がありますが、そのうちの「ファミリービジネス研究会」は青森地区会長の大栁達矢さんが座長を務めておられます。
今般、“ファミリービジネスの永続化にキャリアコンサルタントが貢献できること”と題して、大栁さんご自身の取り組みも交えながら、キャリアコンサルタントの新しい活動領域、ファミリービジネス領域があることについてご案内していこう、というものでした。
小林からは、
「ファミリービジネスとキャリアコンサルタント」
ファミリービジネスの永続化にキャリアコンサルタントが貢献できること
というタイトルでプレゼンテーションをさせていただきました。
【講演内容】
◇ ファミリービジネス・コミュニティーとは
◇ ファミリービジネスの強さともろさ:ビジネス永続化に向けた「ヒト」資源の重要性
◇ ファミリービジネスマネジメント:スリーサークルモデルのポイント
◇ ファミリーのマネジメント:ジェノグラムを考える重要性
◇ ファミリービジネスへのアドバイザーとは?
◇ キャリアコンサルタントの活躍の場は?
・後継者のキャリア:自分のキャリアで家業を継ぐのが良いのか?
自信をもって会社を継げるように後押し
・現経営者のキャリア:社長退任後の活躍をサポート
・経営幹部の育成:幹部として育つために自分のキャリアを考える支援
◇ 意見交換
特にキャリアコンサルタントの業務との関係で、経営者や後継者が抱えるキャリアの悩みを実例を交えてご紹介させていただき、下記のメッセージをお伝えしました。
1.経営者は孤独。
責任感、義務感にさいなまれ、その責任の重さからメンタルをこわす人も少なくない。
経営者の「一人の人間としての人生」に伴走できる存在の必要性は大きい。
2.後継者も、簡単に会社を継ぐと決めるわけではない
さまざまなキャリアの選択肢の中から、家業を継ぐ、ということを決める。
自信をもって、自分の意思として決めてもらいたい。
後継者の「独りの人間としての人生」に伴走できる存在の必要性は重要。
3.ビジネスパーソンとしての幸せ、一個人としての幸せの両立
【資料抜粋】
このような観点から、キャリアコンサルタントの方々の知見とノウハウを、ファミリービジネスの永続化支援に活かすことは大いに可能性がある分野である旨、お話しさせていただきました。