230529 ランデル・カーロック教授講演会に参加

2023-05-29

ランデル・S・カーロック博士は、INSEAD(フランス、パリにある欧州で最も著名なビジネススクールの一つ)において、企業におけるリーダーシップ及びファミリー・ビジネス(以下FB)の研究を行う、ファミリービジネス、アントレプレナーシップの権威的存在の方です。

 

同時にNASDAQ上場企業を含む、博士自身が立ち上げから関与した四社において、最高経営者や会長として25年間経営に携わり、リーダーシップを発揮してこられています。

 

同教授とは、2022年にシンガポールのINSEADシンガポールキャンパス訪問の際に意見交換させていただく機会をいただいて以来懇意にさせていただいており、今般5月の来日の際には日本大学にて行われた講演会に参加する機会を得ました。

 

今回の講演のテーマは
「進取精神のファミリー企業:変化する世界におけるファミリービジネス」
ということでした。

 

社会、世界が大きく変化していく(STEPP分析)を受け、ファミリービジネスに与える影響を踏まえ、ファミリービジネスが進化し続けるためには「ファミリーアントレプレナーシップの力」が重要であることを力説されていらっしゃいました。

こうした進取の精神を持ち合わせた/育ててきたファミリーにおいては、Social, Emotional, Economic, Spiritual の4つの面からの活動を行っているとのこと。

 

ファミリーにおいて最も良い投資は教育への投資であると考えられている点、また既存事業の変革と、新しい機会を捕捉するための戦略を考え、ビジネスモデル自体を変革させることにチャレンジする姿勢が強い、という点が大変印象的でした。

 

カーロック教授のエネルギッシュな講演は、内容的にも有意義であり、今後日本のファミリービジネスの方々へのアドバイスにも大いに参考になるものであったと思います。

 

ファミリービジネスについての海外での知見、ノウハウも大変有効であり、グローバルの地家と日本のファミリービジネスをつなぐ架け橋としての役割がますます重要になっていくと思われ、日本ファミリービジネスアドバイザー協会およびソーシャルキャピタルマネジメントではその役割を担っていきたいと考えています。

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