231014 イノベーション・アクセル実践塾に参加

2023-10-15

神戸大学大学院経営学研究科の忽那憲治教授は、アントレプレナーシップ、アントレプレナーファイナンス、イノベーション、ファミリービジネスの分野での研究、教育指導で著名な先生でいらっしゃいます。今般、忽那先生が主宰して、イノベーション・アクセル社にて10月14~15日に丹波市で行われた合宿形式での実践塾「ファミリービジネス・マネジメント」に小林が参加しました。

 

会場は神楽小学校の跡地を改装したコワーキングスペース、「Forest Doorしぐら」。廃校とは思えない、木工のおもちゃミュージアム、レストラン、宿泊施設、サウナなどが揃った素敵なスペースですが、この施設の事業化についても忽那先生がご指導されています。

 

 

「ファミリービジネス・マネジメント」実践塾は、ファミリービジネス×イノベーションを軸として、ファミリービジネスの後継者がいかにコア事業を深化させつつも新規事業で成功して、永続する企業を創っていくか、またそのためのガバナンス、ファイナンスの在り方を徹底的に議論する場になっています。

 

プログラムも大変充実しており、下記の6つのテーマを2時間ずつのセッションでメンバーの議論のもとで進めるものでした。

(1) 両利きの経営のための知の深化(既存事業)
(2) 両利きの経営のための知の探索(新規事業)
(3) 両利きの経営のための財務戦略
(4) 両利きの経営のための経営チームと人材育成
(5) コーポレートガバナンスとファミリーガバナンス
(6) 成長戦略・承継戦略としてのM&AやIPO

 

各テーマに沿って、具体的な企業の取り組みをケーススタディとして議論し、「自分がこの会社の社長だったら、どんな戦略を取るか?」を考える、非常に実践的なものでした。

 

参加したメンバーも、ファミリービジネスの後継者、ファミリービジネスの中小企業を多く顧客として抱え経営相談にあずかる会社の経営者など、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちの知見と経験のぶつかり合いは大変有意義なものでした。

 

特に、企業価値経営において「創造される価値」とは何か、ということでのバリュースティックとバリュードライバーの考え方や、イノベーションを起こしていく企業を創っていくための心理的安全性の重要性など、理解を深めることができました。

 

私がプレジデントを務める日本ファミリービジネスアドバイザー協会では、ビジネスの進化とともにファミリーとビジネスのつながりから考えるスリーサークルモデルやパラレルプランニングの議論を中心においているので、ビジネスのイノベーションという角度からの忽那先生の講義は、車の両輪として大変有意義なものでありました。

 

イノベーション・アクセル

Forest Doorしぐら

 

 

 

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