231123 ドリームデイ・アット・ザ・ズーに協賛しました

2023-11-23

障がいのあるお子さまとそのご家族をパークに無料でご招待する特別イベント「ドリームデイ・アット・ザ・ズー(主催:和歌山ドリデイ2023実行委員会)」が、2023年11月23日(木・祝)アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)で開催されました。

 

全国から931組 3,901名のゲストにご来園いただき、パーク内では、ご協賛・ご支援をいただいた団体・企業の皆様によるイベントブース出展や、動物たちとのふれあい、マリンライブなどをお楽しみいただきました。

開催に際し、53件の協賛、349件のクラウドファンディングによるご支援を賜りました。当日は93名のSmileサポーター(運営ボランティア)、31団体のイベント出展やワークショップなどでゲストをお迎えすることができたとのこと。

 

 

ソーシャルキャピタルマネジメントでは、このイベントの趣旨に賛同し、障がいの有無にかからわずパークでの楽しい一日を過ごしていただけるように、本イベントに協賛するとともに、当社ビジネスパートナー2名がSmileサポーターとして運営ボランティアとして参加しました。アニマルアトラクションにおけるサポート等をさせていただきました。

 


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【アドベンチャーワールド(運営会社:アワーズ)の本イベントにかける思い】

 

障がいのあるお子さまたちとそのご家族のための特別な“とき”
アドベンチャーワールドではご来園いただく皆様に気兼ねなくパークでお過ごしいただき、心の底から楽しんでいただきたいという想いで営業終了後にパークを貸し切り、障がいのあるお子さまとそのご家族を無料でご招待する「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」を2017年より開催していました。
2021年より一生思い出に残るそんな1日をよりたくさん楽しんでいただきたいという想いでパークを1日貸し切る「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」を初開催し、多くの方にお楽しみいただいております。

ご家族との絆を更に深めるきっかけになるような特別な時間をすべての人に提供するパークであり続けたいと考え、2023年も「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」の開催を決定し、障がいのあるお子さまとそのご家族のための特別な1日をお贈りいたします。

https://aws-dream.com/

 

ドリームデイ・アット・ザ・ズーとは?

1996年にオランダのロッテルダム動物園で発足した活動から始まり、障がいのあるお子さまたちとそのご家族を動物園・水族館に招待する取り組みです。現在は日本を含め現在は日本を含め世界中で実施されています。

※和歌山ドリデイ2023実行委員会は、2021年より日中の開催に変更したため、名称をドリームデイ・アット・ザ・ズーとしています。

 

和歌山ドリデイ2023実行委員会について

私たちは、「どのような特性や属性の方も気にすることなく余暇を自由に楽しむことができる」世の中を目指して活動しています。2017年より前身となる「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」をアドベンチャーワールド(株式会社アワーズ)主催で開催していました。しかし、より多くの方々に関わって欲しいという思いから、2021年より白浜町をはじめ全国からイベント主旨にご賛同いただき参画した組織「和歌山ドリデイ2023実行委員会」を立ち上げ、活動しております。

 

和歌山ドリデイが目指すゴール

個人の特性や属性によっては選択肢が制限されている現状に対し、このような取り組みが提供しているのはまだ ”特別なとき” です。しかし、いつか ”当たり前のとき” に変わり、特性や属性に関わらず一人一人が社会の構成員として、ともに助け合って生きていける社会になれば、”障害”は障害でなくなると信じています。

そんな世の中を目指して、私たちはアクションをしていきます。

 

 

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【参加した当社ボランティアのコメント】

 

きっかけ

障がいのある子供たちを施設が受け入れるという受動的な活動ではなく、施設側が障がいのある子供たちとその家族を招待して一日貸し切りで営業を行うという積極的な活動を継続して行っていることに感銘し、是非とも参加したいと希望しました。

 

活動内容

当日担当となったのはわくわくキッズジャングルという屋内の遊び場での対応でした。この遊び場は靴を脱いで入る形となっており、ロープが張り巡らされたアスレチック、滑り台などが一体となっているジャングルジムと、テントや小さなキッチン、ままごと道具一式が色々と揃っているエリアがあります。

開園前は遊具等の拭き掃除や、床の掃き掃除を行いました。開園時間数分前には数組の家族が並んでいて楽しみにしている様子がうかがえました。入場は有料で時間制、子供・大人それぞれ料金が発生します。子供だけが入場したりご家族の方も一緒に入場したりと様々でした。

滑り台とエリア全体の見守りということで、三名のボランティアが担当を交代しつつ活動を行いました。

象さんの滑り台の上で次々とやってくる子供たちの滑る順番を調整する活動と、滑り台の下で滑り終えた子供たちの安全を確認する活動、エリア内を見て回って子供たちの様子や落とし物を確認したり、入場時に履物を鍵付きの下駄箱に入れるのを手伝ったりする活動を中心に行いました。

 

子供たちの様子

子供たちはお互い初対面にもかかわらず、思い思いにのびのびと遊んでいるように感じました。

滑り台の上で怖くなって中々滑れない子がいても他の子たちはせかさず見守るような感じでした。一度滑ることが出来ると何度もやってきてだんだん滑るスピードが速くなる子もいて、短い時間での触れ合いの中でも子供たちの変化を目の当たりにしました。

障がいのあるごきょうだいと一緒に参加している子供たちが相手を確認しながら遊んでいる様子には胸を打たれました。

その日どこに行ったか、何を見たか、何が楽しかったかを話してくれる子がいたり、何回も滑り台に来て「(滑り台)何回目だよ!」と報告してくれる子がいたりととても嬉しかったです。

 

気づき、感想

活動を行う前は障がいのある子供たちにどのように接すればいいのか、様々な異なる障がいをもった子供たちに誤った対応を行わないか心配でしたが、いざ子供たちが遊びにくるとそのようなことを考える間もなく、目の前にいる子供たちと向き合っていました。

入場したある子供に挨拶した時に、ごきょうだいの障がいのことや関係性(どちらが年上か)を自ら話し始めた子がいました。少し驚きましたが、後で考えるとあくまで推測ですが、これまでに何度も聞かれることがあったため、初対面の人に説明するようになったのではないかと思いました。

また、遊んでいる最中急に母親を探し始めた子がいて、遊び場の外側でご家族が見守っていらっしゃるのではと一緒に歩き回りましたが見つからずどうしようと思っていたところ、その子が「多分xx(聞き取れず)で休んでいるんだと思う。」と言って、また遊び場に戻っていきました。その言葉にご家族に対する思いやりを感じました。

 

その他

通常の施設でのパフォーマンスやイベントに加え、様々な団体がこの日のためにイベントや物販、パフォーマンスを開催していてとても賑やかでした。イベント情報やパークガイド等も当日用のものがUDフォントで作成されていました。

遊園地の乗り物についてはチェックシートで利用ができるかどうか確認できるようになっていますが、個別でスタッフに相談できるとあり、細やかな部分まで配慮がされていました。

この日のために関係者の方々がどれほどまでに準備を重ねてきたかと想像すると、この活動がもっともっと多くの方々に知られ、応援者が増えてほしいと心から思いました。

ドリームデイ・アット・ザ・ズーが長期にわたって継続することを願うとともに、私自身来年以降もボランティアとして参加したいと思っています。

 

 

ソーシャルキャピタルマネジメントでは、SDGsのゴール「人や国の不平等をなくそう」の趣旨に基づき、障がいに関わる社会的障壁の除去に向けて、多くの企業、団体等とパートナーシップを組んで推進してまいります。

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